シャックスについて

今回はゴエティア序列44番目の悪魔シャックスについて書きたいと思います。
コウノトリの姿をしていて一見ありがたい容姿に見えんでもないんですが、能力の一つは、個人的に今まで紹介してきた悪魔の中でも一番標的にされたくないものとなっています。
魔法陣の外に出ると嘘ばかりつくようで、ちょっと使い勝手が悪そうな悪魔です。



容姿について

召喚されると、コウノトリまたは野鳩の姿で現れるとされています。
画像ではコウノトリの姿に、人間の腕が生えたような風貌です。

ちなみに日本ではコウノトリ=子宝に関連するありがたい動物というイメージなんだけど、ユダヤ教(旧約聖書)では「翼のある汚れた生物」とされているらしく、食することはできないようです。
まぁコウノトリを食べるなんて話聞いたことがないですけどね(笑)

馬の頭をなでていますが、これは後述する能力を使った時の様子なのかな?
頭を撫でられている馬はなんだか虚ろな目をしています。
表情的にシャックスになついている様には見えないし、なんだったらちょっと逃げようとしている風にも見えます。

能力について

能力は以下のようになっています。

  • 人から視覚、聴覚、理解力を奪う
  • 金、財産、馬を盗む
  • 隠された財産のありかと教えてくれる
  • 優れた使い魔を与えてくれる

視覚、聴覚、理解力を奪う能力は標的にされた人からしたら、とても恐ろしい能力といえそうです。
最近は比較的、戦争というか集団での戦で有用な力を持った悪魔が多かったような気がしますが、こちらは完全に個人を標的にするカンジですね。
視覚、聴覚が奪われると、コミュニケーションが点字とか手のひらに文字を書いて伝える・・・といった触覚に頼ることになると思うんだけど、
理解力も奪われるとなると、おそらくそれも無理ですよね?考えようによっちゃ、命を奪われるよりも遥かにダメージが大きいのでは・・・。
個人的には今まで紹介してきた悪魔の能力の中では最も凶悪な気がします。

金、財産、馬を盗んだり、隠された財産のありかを知る能力は・・・鳥の姿で登場して財産を盗む能力は、最近書いた序列40番目のラウムと少しかぶる部分があるので、特にコメントすることはありません、使い魔を与えてくれる能力も結構多くの悪魔が持っている能力ですね。
前項で画像に書かれた馬について触れましたが、おそらく画像の馬はシャックスの能力で盗まれた馬なんじゃないかと思います。

ラウムについて

地位は侯爵または大侯爵とのことで、前回書いたサブナックとほぼ同じ地位です。

シャックスは召喚者に対して忠実で従順であると約束をするらしいですが、魔法陣の三角形の外では嘘ばかりつくようです。
もし召喚したら、魔法陣の中に閉じ込めておくか、まぁでも嘘しか話せないなら、それはそれで対策があるような気もします。
まぁ盗み目的なら、前項でも書いたラウムという悪魔も同じような能力があるので、そっちを呼び出すでしょうね(笑)

序列45番目のヴィネは以前に書いていますので、
次回は序列46番目のビフロンという悪魔について書きたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。