どうも、元山狐です。
約10ヶ月ぶりに天使のことを書こうと思います。
今までミカエル、ガブリエル、ラファエルと紹介をしてきました。
その流れでいくと、次はやはり四大天使であるウリエルについて紹介をしておくべきでしょう。
以前紹介をしたラファエルも宗派によって立場が微妙に違うと書きましたが、ウリエルはさらに微妙な立場の天使です。
正典には含まれない立場が微妙な天使
ちなみに今まで紹介をした天使については、ブログ上部の メニュー > 聖書 > 聖書に登場する天使と悪魔 から見ていただくことができます。
で、約10ヶ月前に紹介をしたラファエルは登場する「トビト書」や「エノク書」が、宗派によって正典だったり、外典だったりと、宗派によっては少し地位が微妙・・・。といったことを書きました。
今回紹介するウリエルに関しても、正典には含まれておらず、Wikipediaにはこうあります。
Wikipediaより引用
正典には含まれておらず、カトリック教会では認可されていないがユダヤの神秘主義的文学において重要な天使。
旧約聖書外典『エチオピア語エノク書』『第四エズラ書』、新約聖書外典『ペトロの黙示録』で、その名が言及されている。ミカエル、ガブリエル、ラファエルと共に「神の御前に立つ四人の天使」の一人。
さらに、一時期はローマ教会からは堕天使として扱われていた時期もあり、結構不遇な扱いを受けていたりします。
まぁしかし、所属する位としては、熾天使、智天使とあります。
実はラファエルは主天使だったり、能天使だったりと、説によって開きがあるのですが、ウリエルはいずれにせよ上位の天使として考えられているようです。
※毎度のことですが、天使の階級についてはこの記事をご覧ください。
神を冒涜する者を罰する天使
今まで紹介した天使の役割をざっくりようやくすると、
- ミカエル
神に仇なす者らと(悪魔とか)戦う - ガブリエル
神々のメッセージを伝える - ラファエル
旅人たちの守護者
というカンジでした。
で、このウリエルは見出しのとおり「神を冒涜する者を罰する」とありまして、「神を冒涜する者」は主だって人間のことを指します。
神への反する人たちを火であぶったり、地獄の罪人たちに罰を与える役目、ってカンジでしょうか。
天使ってよりは、地獄に住む獄卒みたいな役割なのかな?
別名を「懺悔の天使」とも言われていて、天使の中でも飛び抜けて厳格な正確のようです。
そう考えると、我々人間にとっては四大天使の中で最も恐ろしい天使といえるのかも知れません。
・・・こう書いた時点で、僕の普段の行いに問題があるのかも(笑)
イスラエル人の祖と言われるヤコブと戦った天使?
以前書いていた旧約聖書の記事で、ヤコブというイスラエル12部族の祖と言われる人物が登場しました。
このヤコブは道中で、天使と戦うことになるのですが、この戦った天使がウリエルと言われます。
※他の天使という説もあります。
ウリエルという名前は「神の炎」って意味らしいんですけど、結局この戦いでは人間であるヤコブが勝利するんですよね。
名前の割に大したことないじゃ~んw
まぁでも普通に考えたら、人間が天使に勝てるわけないんですよね。
もしかしたらヤコブの力量を試すために戦って、ワザと負けたって解釈もできそうです。
(って書いておかないと、なんとなく罰を受けそうな気がしましたw)
最後に
このブログで初めて天使を紹介したのが、2018年5月の「大天使ミカエルについて」です。
で、ミカエル・ガブリエル・ラファエル、そして今回のウリエルをあわせて「四大天使」とうのですが、この四大天使を紹介するのに1年以上かかっちゃいましたね。
しかも、この記事を書いていて「ソロモン72柱の悪魔たち」も10柱程度しか紹介していないことに気づきました・・・。
この天使と悪魔シリーズも間が空きがちなんですが、もうちょっと気合を入れたいと思います。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。