北欧神話-9 ニョルズ、フレイ、フレイヤについて

どうも、元山狐(もとやまきつね)です。

今回紹は、ヴァン神族出身で、アースガルズにやってきた、ニョルズと、その双子の子フレイとフレイヤを紹介したいと思います。

この3人はアース神族とヴァン神族が戦争になり、長い戦いの末、両属が疲弊しきった時に、和解の証(人質)としてアースガルズにやってきました。

その後はアース神族として登場し、様々なエピソードがあります。




ヴァン神族の指導者ニョルズ

前述のとおり、ニョルズは元々はヴァン神族で、彼はその指導者でした。

指導者ということで優秀な人材だったらしく、その子達は優秀でアース神族たちにも尊ばれました。

その子達の母親はニョルズの妹だと言われています。
ヴァン神族では、近親婚は普通に行われていましたが、アース神族達はそれを忌み嫌ったので、その際に妹はヴァナヘイムに置いてきたそうです。

ニョルズは豊穣と富を司る海神です。
生活や商売上、海がとても重要なヴァイキング達はニョルズに篤い信仰を寄せていたようです。

正直なところ、ニョルズはフレイとフレイヤに比べるとエピソードが少なく、影が薄いです。(笑)

容姿端麗な美男神フレイ

前項のニョルズの双子の兄にあたります。
双子の妹のフレイヤも容姿が美しく、美男美女の兄弟神として有名です。

フレイは父と同じく豊穣と富を司り、雨と日光の神でして、多産や愛、家庭の幸せをもたらす神として尊ばれてまして、オーディン・トールと並んで「アースガルズの3大神」に数えられています。

フレイという名は「支配」を意味し、天上層のアルフヘイム(光の妖精たちの住む世界)の王です。(アースガルズの神々からフレイに贈られた。)

※北欧神話の世界については以前の記事を参考にしてください。

北欧神話-1 北欧神話の世界感について

更にフレイはオーディンやトールのように貴重な武具を持っています。

魔法の舟 スキーズブラズニル

以前のロキの記事でも書きましたが、魔法の舟スキーズブラズニルを持っています。

北欧神話-6 ロキについて

金色の毛をした猪

オーディンのスレイプニルや、トールの魔法のヤギに対して、フレイは黄金の毛の猪を持っているらしく、空中や水の中をも自由に駆け巡ることができるそうです。

一人で移動するなら猪、大勢で移動するならスキーズブラズニルで、というカンジでしょうか。

フレイの宝剣

オーディンのグングニルの槍、トールのミョルニルに並び、多大な戦力を誇る剣だそうで、自動的に戦う剣のようです。

自動的に戦うって、ズルすぎない?と思うのですが、グングニルやミョルニルも
「必ず命中して、持ち主の手元に戻ってくる」
と、あるのでそれの上位互換になるのかな?

スキールニル

フレイの幼馴染で、彼の召使いです。

この記事ではあまり深く触れませんが、フレイの登場するエピソードに絡んで登場します。

フレイの幼馴染ということで、ヴァン神族かと思いきや、その出身は謎で人間だとされる説があります。

愛の女神フレイヤ

前項でも書きましたが、フレイの双子の妹で、美男美女の兄弟神として有名です。

以前書いたアースガルズの城壁再建のエピソードで、城壁再建の報酬として求められたことから、その美しさ故にトラブルの種になることもあったようです。

北欧神話-4 アースガルズの新たな城壁

また、彼女は己の欲求に忠実で自由奔放な面が目立ちまして、夫はアース神族のオーズと言われていますが、オッタルという人間とも関係を持っていたり、欲しいと思った首飾り(ブリーシングの首飾りと言われるもの)を手に入れるために、その身を小人たち4人に許す。といったエピソードがあります。

なんとなく、このあたりの性質はギリシヤ神話のアプロディテに似ていますね。

ギリシヤ神話-15アプロディテ、ヘパイストス、アレスについて

また、彼女は豊穣とセイズ呪術を司っていて、しばしば魔女グルヴェイグと同一視されることがあるようです。

北欧神話-3 アース神族とヴァン神族

最後に

ということで、今回はニョルズ、フレイ、フレイヤについて紹介をしました。

で、この後の流れとしては神々や巨人たちが様々なエピソードを経て、最終局面のラグナロクへと繋がっていきます。

次回からは、そんなラグナロクまでのエピソードをいくつか紹介していきたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。