ギリシヤ神話-16神々と人間について

どうも、元山狐です。

今までギリシア神話の神々のことを中心に書いてきましたが、ギガントマキアにはヘラクレスという半神半人の英雄が登場していました。

また、今後書いていく記事は、中心が神々だったのが人間や英雄たちが中心になっていきます。

それに先駆けて、今回は神々達と人間について書いていこうと思います。




人間は5つの時代に分けられる

黄金の時代

実は人間の種族はかなり前から生まれていました。
最初の人間は、クロノスが世界を支配していた頃でした。

この頃の人間は、不死身ではないものの、長い寿命を持ちました。
更にこの時代は働くことなく、食べ物が勝手に育ちました。
つまり労働や苦悩とは無縁で、平和で人生を謳歌していたと言えます。

しかし、なぜか急に土に返ってしまいました。

全盛期のことを黄金時代といいますが、この後に作られる人間は白銀、青銅、英雄、鉄と区切られていまして、この時代の人間が最も優れているとされています。

なんとなく、この部分は旧約聖書のアダムとイブがエデンで過ごしていた頃に似ている気がします。

旧約聖書について-3 アダムとイブ

白銀の時代

次に生まれた人間は白銀の時代と呼ばれています。
すでにクロノスが王位を追われて、ゼウスが支配している時期になります。

黄金の時代に比べ、環境は過酷になっていまして猛暑や酷寒があり、勝手に食べ物が育つこともなくなっているので、このあたりから農耕が始まった、とされています。

また、性格は粗野で神を崇めることもしなかった為、ゼウスの怒りを買って滅ぼされてしまいました。

青銅の時代

こちらも同じくゼウスが支配する時代です。
青銅を使って武器や道具が作られるようになった時代です。

人間同士が絶え間なく争っている時代で、非常に強靭な身体を持っていたとか。
神々によって引き起こされた大洪水によって滅びたと言われています。
(自らの争いによって滅びた、という説もあります。)

大洪水は、神話としてはスタンダードで今まで紹介した記事にもありましたね。

旧約聖書について -5 ノアの方舟

ギルガメシュ叙事詩-4 ギルガメシュと永遠の命

また、以前紹介していたケルト神話については、大洪水の後から物語が本格的にはじまるといった内容になっていました。

ケルト神話について-2 神話サイクル

英雄の時代

大洪水を生き延びたデウカリオン(夫)とピュラ(妻)から始まる時代です。
この夫婦が石から人間を生み出したり、神と人間の交わりから英雄たちが誕生しました。

以前書いたギガントマキアという大戦は、英雄ヘラクレスの活躍でオリュンポス神族の勝利となりました。

ギリシヤ神話-11 ギガントマキア

この時代を前述の「青銅の時代」に含むという考え方もあり、5時代ではなく4時代とする説もあります。

英雄たちは輝かしい活躍をしますが、激しい戦争を起こし、長く続くことはありませんでした。

鉄の時代


英雄の時代以降~現在まで至る時代です。
人間は神々への畏怖を失い、嫉妬深く、貪欲で無恥になり、労働と苦悩に満ちていて、あらゆる災難が起こり滅びる運命にある、と言われています。

ギリシア神話の中心で登場するのは英雄時代

今まで紹介してきた流れでは、あまり人間が物語に登場することはありませんでしたが、今後はペルセウスやヘラクレスをはじめとした、様々な英雄が活躍することになります。
テバイ戦争やトロイア戦争などです。

このあたりは今後の記事で書いていこうと思います。

最後に

今回はギリシア神話における人間たちについて書いてみました。
はじめの方はあまり神と人間の区別はなかったような印象ですが、ゼウスが世界を支配するようになってから区別ができていったような気がします。

まだ紹介していない神で、人間を創造したとか、火を与えたとされている神がいます。
プロメテウスという神で、ティタン神族の子、つまり巨人族だったとされています。

次回はそのプロメテウスについて書いてみたいと思います。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。